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JWUキャリア科目「女性と職業」で、家政経済学科卒業生のお話をお聞きしました!


6月11日に、卒業生Aさん(大手信託銀行勤務、2016年家政経済学科卒業)が「女性と職業」の授業のゲストスピーカーとして、本学に足を運んでくれました。職業選択と就職活動にいかに取り組まれたのかキャリアの節目でどう歩みを前へ進めていらしたのかなどについて、在学生にお話しいただきました。

 

「女性と職業」の授業は、「生涯教育」すなわち、女性の一生の学びを支援する本学の教育活動の重要な柱となる科目の一つで、毎年、前期土曜日に開講されています。民間シンクタンクで、少子高齢化、ワーク・ライフ・バランス、共生社会などをテーマに研究されている鈴木陽子先生がコーディネーターとして入られ、本学の多様な領域で活躍されている卒業生を毎回1名ずつ、ゲストスピーカーとしてお呼びして授業が進められます。

 

単純な就職支援を目的とするのではなく、「働く」ということの意味を、みなさんに本質に立ち返って学んでいただくことを目的とした授業です。

(グループワークで、学生一人一人が自分を振り返りながら授業を受けました)

Aさん自身も、こういった授業での後輩のみなさんとの交流をとても楽しんでくれました。Aさんから、みなさんへメッセージをいただきましたのでご紹介します。

 

【卒業生Aさんから、みなさんへのメッセージ】

私が社会人になって思うことは、学生時代にいろんな人とのご縁や出会いを大切にし、そういった機会をもっと増やしたらよかったなということです。社会人の方からいろんな仕事や生き方、人生観についてお話を聞いて、自分の選択肢の幅をもっと広げておけばよかったなと後悔しています。

 

社会人になると皆さんが想像する以上に自分の時間がありません。いろんな業界のいろんな仕事の話を聞きに行こうと思うと、聞きに行きたいと思う仕事の範囲が狭まりますし、聞きに行こうと思うハードルが学生と比べてとても高いと思っています。

 

このような自分の生き方やキャリアについて考える講座は他の大学にはないようで、同僚にこういった講義をする機会があると話した時も、そんな講座があるのかと驚かれました。先生との距離が近く、卒業生との繋がりが強い日本女子大学ならではの良さが生かされた授業だと思っています。

 

以下に当てはまる方はぜひ、この授業を取っていただくことを強くお勧めします。

  • 自分がどういう方向に行きたくて、どういうキャリアに進みたいか、どういう人生にしていきたいかがわからない
  • いろんな生き方や人生観を知りたい
  • 人生や仕事の選択肢を増やしたい
  • 悩みを抱えた時、辛い時に、先輩方はどういうふうに克服していったのかを知りたい

以上が、Aさんからいただいたメッセージです。ぜひ来年度の授業選択の参考にしてくださいね。

 

(家政経済学科 教員)