家政経済学科で、経済学や経営学の勉強がちゃんとできるのだろうか。そんな不安を持っている学生や受験生の方もいると思います。心配は無用です。家政経済学科には、多くの経済学部・商学部・経営学部で開講されている基本的な科目が網羅されています。
例えば、経済学についてみてみましょう。
1年次には、経済学入門Ⅰ・Ⅱ、2年次以降ではマクロ経済学(国全体での経済の動きを見ていきます)とミクロ経済学(消費者や企業の個別の動きや戦略を読み解きます)を学び、経済学の基礎をしっかりと身につけます。
1年生が経済学入門の授業で利用しているテキスト
経済学の理論や概念の本質を、具体的なイメージを持って理解できます!
データや数値を使った分析に興味がある方は経済統計学やデータ分析の方法論(2022年度より新設)で実際に統計ソフトを使いながら経済の動きを分析してみましょう。
足元の経済を見たかったら地域経済論、グローバルな視点で見たかったら国際経済(もちろん日本経済を分析する日本経済論もあります)があります。地元の問題から世界の裏側までどのように人々や企業が行動しているのかを読み解くことができるようになるでしょう。
日本女子大学ならではの科目として女性労働論、家計と社会、生活経済論などがあります。個別のトピックについてより深く分析するならば、労働経済学、財政学、金融論、環境経済学などもあります。
このほかにも様々な科目が開講されています。多くの先生方がその科目が女性の生き方や働き方、皆さんの身の回りの問題とどのように関連しているのかという視点を大事にされています。遠くに感じていた経済の話が実は「自分の周りのありふれた日常」に密接に関係していることがわかると思います。専門的な視点でとらえることできれば視野が飛躍的に広がります。
心理学の要素を取り入れた行動経済学も2022年度から新設されました。行動経済学のゼミも大人気です。
経営学についても開講以来、在学生から熱い支持を集めるマーケティング(2022年度よりマーケティング系の科目を増やしました!)、経営戦略論などの科目を取り揃えていますが、それはまた今度お話しすることにしましょう。
(家政経済学科教員)
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