· 

大学生活を振り返って|2021年度卒業生


私の可能性を広げてくれた家政経済学科での学び

家政経済学科で過ごした4年間を振り返って1番に思うのは、「自分の可能性を広げられた」ということです。入学当初は、経済学に対して「難しそう」というイメージを持っていました。経済学の授業が必修であることを知り、とても不安だったのを覚えています。しかし実際に授業を受けてみると、社会で起こっていることを経済学的に説明できるようになることがおもしろく、もっと勉強したいと思うようになりました。

 

経済学の他にも、家政経済学科の専門科目は興味深いものばかりで、中でも法律や労働問題についての授業に関心を持って取り組みました。そして労働経済学のゼミに入り、働き方改革についての卒業論文を執筆しました。入学当初は、経済学の分析手法を使って卒業論文を書けるようになるとは想像もしていなかったので、自分でもびっくりしています。

 

この4年間では勉強の他にも、アルバイト、サークル活動、海外短期研修、長期インターンシップなど様々な経験をしました。それでも、私の大学生活が充実したものだったと自信を持って言えるのは、大学での学びが充実していたことが1番の理由だと思います。

 

4月からは、いよいよ社会人として働き始めることになっています。この先社会がどのように変化するかは想像がつきませんが、4年間の大学生活で培った自分の軸を大切にしながら柔軟に生きていきたいです。

 

最後に、これまでお世話になった家政経済学科の先生方、スタッフのみなさまに心より御礼申し上げます。そして一緒に卒業するみなさん1人1人が、自分の信じる道を確実に歩んでいけることを心より願っています。ありがとうございました。

 

(家政経済学科4年 R.Y.)


かけがえのない4年間

私は自分の大学生活に100点満点を付けたいと思います。それは、学業、サークル、アルバイト、就職活動、趣味全てにおいて全力で取り組むことができたからです。そして、多くの人たちから沢山の学びを得て、一回り大きな自分へと成長できたからです。大学4年間は、間違いなく私の学生生活の中で最も濃い時間であったと言えます。

 

4年間を振り返ると、私は「学生の本分は学業」ということを1番に考え、様々な学問に触れることを大切にしていました。特に日々の講義は、その分野を専門とする先生方のお話を間近で聞くことができる貴重な機会であり、有意義な時間でした。毎回の講義では先生からレジュメが配布されますが、私のレジュメは授業が終わる頃にはメモで溢れていました。それは、先生が教えて下さる+αの知識や、講義を聞いて自分が考えたことや疑問に思ったことを書き留めていたからです。学びを深めることは非常に楽しく、私は消費者政策という授業をきっかけに消費者問題に興味を持ち、消費生活アドバイザー資格の取得、同時に国家資格である消費生活相談員の資格も取得しました。消費者の価値観やライフスタイルがどのように変化してきているのかを学ぶことができ、今後の企業経営のあり方や持続可能な社会について考える大きなきっかけになりました。

 

もちろん大学生活は学業だけではありません。私は3歳からピアノを続けており、大学の授業後にはレッスンに行き、毎日自宅での練習も欠かさず行っていました。また、所属していた弦楽合奏サークルの練習に行ったり、アルバイトをしたり、大好きなサッカー観戦や旅行をしたりと、振り返れば充実しすぎていた学生生活を過ごしていました。様々な経験をすることができた4年間、私が大学生活において重要だと感じたのは「時間を大切にすること」です。よく大学生活は人生の夏休みと言われますが、それは決してダラダラ過ごすことができるという意味ではなく、自分と向き合う時間が沢山あるということだと思います。自分のやりたいことに熱中する、興味や関心があることを追求する、将来について真剣に考える、時間の使い方は人それぞれです。是非多くのことに挑戦できる自由な時間を大切にし、新たな自分を発見できるような4年間を送ってもらいたいと思います。

 

私たち4年生はこれから異なる道へ進んでいきます。本学での学びや経験、人との繋がりという大きな財産を胸に、それぞれの場所で能力を発揮し活躍していきます。最後に、これまで熱心にご指導いただいた先生方、ともに学生生活を過ごした友人、そしていつも成長を見守り支え続けてくれた家族、全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。

 

(家政経済学科4年 S.M.)

(資格の勉強)

(大学帰りにサッカー観戦)