「アートによる地域の再生」講演と対話型鑑賞をオンラインで行いました!
(2021年12月11日(土)10:00~12:00)
「アートによる地域の再生」をテーマに、オンラインによるご講演と対話型鑑賞が行われました。これは家政学部の学術交流企画によるもので、家政経済学科と住居学科の学生たちが参加しました。
瀬戸内海の直島を事例にして、過疎化や自然環境破壊などの問題を解決するために、アートを楽しむ島に生まれ変わらせたご経験を、ベネッセホールディングス名誉顧問の福武總一郎氏にお話しいただきました。その後、3つのグループに分かれ、対話型鑑賞(VTS)という手法で作品を鑑賞しました。具体的には、1分間じっくりと作品を見たのち、チャット機能を使い参加者全員が感じたことを発信し、対話を通して作品から受けた印象を確認し合っていきます。さらに作品の鑑賞をもとに「私の不易と流行」をテーマにグループでの対話を続けました。最後の質疑応答では、予定の時間を超えていくつもの質問が出て、参加学生たちの積極的な姿勢が感じられました。
ご講演の内容は、島の人々との活動について、幸せなコミュニティに住むとは、本当の豊かさとは何かを考える、という広がりがあり、対話型鑑賞も含めて両学科の学生にとって印象深い、貴重な体験となりました。
参加学生(家政経済学科)の感想(抜粋)
- 直島に行ってみたいと思いました!(1年生)
- 他の人の疑問や考えを聞いて私自身も理解を深めることができました。(1年生)
- 経済発展は単なる手段であり、目的は「人が幸せになることである」とおっしゃっていた点がとても心に残りました。今後、家政経済学科として経済を学んでいく上で、大切にするべき考えであると感じました。(1年生)
- 都心が栄えていく一方で地方の過疎化が進んでいるが、地方だからこそできること・その土地にしかできないアートを創り上げ日本だけでなく世界に発信していく活動は素晴らしいと思った。(3年生)
- 地域のまちづくりにおいて、アートや建築など現代的で先進的なものと組み合わせながら活性化するのは大変興味深く知見が広がりました。(4年生)
(イベントはすでに終了しています)